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グン、と抽挿が大きくなり、僕はあまりの快感に身体に力が入らない。

くたり、とユウイチさんの股に身体を預けるような形になり、僕はだらしなく喘ぐことしかできなかった。

「ヒナ、顔だけあげて」
「あ……」

ユウイチさんの声に促されるまま顔をあげれば、ユウイチさんの指が僕の口内に入ってくる。

そのままディープキスをするように口蓋、舌の上とユウイチさんの手が這った。舌よりも固く、少し冷たいそれの慣れない感覚に、僕は快感で涙がこぼれるのを感じた。

「……ヒナ、気持ちよさそう。ヒナが気持ちいいと、俺もいいよ」
「だってよ、ラストスパートかけるからな」
「ふぁっ!!ぁんっ!」

もう片方のユウイチさんの手でさらに乳首を責められ、さらに激しさを増すシンジさんの抽挿に、僕自身はさっき果てたばかりだというのにまた涙が溢れて来た。

「あぁ、あんっ!もっ、だめ…っ!!」
「いいぜ、いこうか」
「あああああっ!」

グッと最奥につきいれられ、奥でシンジさんがはぜる感覚がする。

僕はそれを感じながら、視界にかかっていくのをかんじた……。



―――僕が目を覚ますと、僕はユウイチさんの腕の中にいた。

目の前に綺麗な寝顔と、身体の上に感じるほど良い重さ。しっかり抱きこまれているようで、身体を動かすのも大変そうだ。

しかし、ユウイチさんはすっかり寝入ってしまっているようで、腕の中で身じろぎをしても起きる気配はない。

僕はゆっくりと起こさないように抜けだすと、そっとバスルームに向かった。

「あ……」

僕がバスルームの扉をあけると、そこにはシンジさんがいて、ちょうど服を脱いでいるところだった。

てっきり帰ってしまったのだと思っていたため、僕は『失礼しました』と言って扉を閉めようとする。

「今更だろ。一緒に入ろうぜ」

しかしそれよりシンジさんの方がいっぽ早く、僕は引きずられるようにしてお風呂に強制的に入れさせられてしまった。

「お邪魔します……」

結構広いお風呂に感心しながら、僕は大人しく好意に甘えることにした。

店長に借りている部屋はユニットバスのため、足をのばしてお風呂に入る感覚はとても新鮮である。

思わずぱちゃぱちゃと水遊びをしていると、シンジさんが口を開いた。





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