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「あ――――っ!」

その視線に見つめられながら突き上げられると、背筋を快感が駆け抜けた。

普段の温厚な姿ではなく、本能のままに腰を振る姿はたまらない色気がある。

あまり似ていないと思っていたが、その鋭い視線はシンジさんの物とそっくりで、改めて兄弟であることを思い知った。

「……ヒナ、噛まないで。感じて」
「んっ、ふっ!」

すっかり自由を手に入れたユウイチさんはつながったまま上体を起こすと、後ろから僕の身体を抱き締めるようにして囁く。

そのまま腰を振られて、僕は身体が蕩けてしまいそうな快感を感じた。

「どうやったら気持ちいいか、教えて。乳首も好き?」
「ユウイチが聞いてるだろ。ちゃんと答えろ」

前と後ろから交互に声をかけられ、僕ははしたなく喘ぎながら頷くので精一杯だった。

「くっ」

ユウイチさんが短い声とともに果てたことで、永遠とも思えるような快楽の時間が終わったことを知る。

ふぅ、と安堵の息を吐いていると、シンジさんの手によってユウイチさんの膝の上から抱き起こされ、そのままベッドに寝せられた。

「シンジさん、待ってくださいっ」
「待てるかよ」
「あぁっ!」

僕の制止もむなしく、さっきまでユウイチさんがいた場所にシンジさんが入ってきて、すでに限界だった僕は身体をビクビクと震わせながら果てた。

その締め付けにシンジさんは少し眉根を寄せたが、獰猛な野獣の目になって僕に挑みかかる。

「いい度胸じゃねえか―――おいそばかす、ユウイチの舐めて綺麗にしてやれよ」

そういったかと思うとグルリと身体を回され、後ろから突かれるような形で顔だけをユウイチさんの股の上に乗せられた。

すっかり果ててしまっているそれを前にして、顔をあげてユウイチさんを見れば、僕を促すように小さく頷いた。

嫌悪されていないことを確認すると、一気に口に含んで唾液を絡ませ、すするようにして残滓をのみ込んでいく。

まるで褒めるようにユウイチさんから頭を撫でられ、僕はユウイチさんの精を一つ残らず吸い取った。

「よし、そしたらこっち集中」
「うぅんっ!!」





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