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「…っ、……!…!」

自分のペースで抽挿ができているとはいえ、最初の衝撃はすさまじい。

僕はユウイチさんの手をギュッと握って衝撃に耐えながら、唇をかみしめて腰を動かし続けた。

「インラン、こっち向け」

僕が無我夢中で腰を動かしていると、シンジさんに腕を引かれて向き合うような形からユウイチさんの右足をまたぐような形にされた。

離れてしまった腕を再び絡めようとしたが、その前にシンジさんの楽しそうな顔が僕の前にあった。

「我慢してるってか。ノンケのおもりは大変だな」

そういいながら、シンジさんは僕の乳首をつまむ。突然のことにギュッと後ろを締め付けて、僕は必死でこらえた。

慌てて自分の指を噛んでこらえていると、さらなる刺激が僕を襲う。

挿入の刺激で少し勢いを失くしていた僕自身を撫でられ、僕は逃れるように抽挿を再開した。

「―――俺のも奉仕しろよ」

抽挿を繰り返す僕の前に立つシンジさんがそういうと、自身のスラックスを脱いで僕に彼の逸物を差し出す。

抽挿をしながら口に迎え入れるのは体位的に難しかったので、両手で慈しむように包む込んだ。

「……っ、はっ、奉仕が好きだというだけあるな。それなりに上手いぜ」

シンジさんが気持ちよさそうに声を漏らすたび、僕の中にも熱い炎が燃え上がるようだった。

今まで耐えて来た熱情がすべて、マグマのように溢れてきそうだ。

感じ入るシンジさんの色気にあてられながら、僕は夢中で腰を振る。

「…オマエ、予想外に色っぽい顔するよな。俺みたいにされたいのか?」

僕の頬を撫でながら、シンジさんが呟く。その手を冷たい、と感じるほど、体中が熱をはらんでいた。

「っ!」

シンジさんに気を取られていると、急に下からの突き上げが始まった。

僕は突然のことに驚いて後ろを見れば、ユウイチさんが目隠しを外しているところだった。

「だ、ダメです―――っぁん!」

思わず制止の声をあげたが、それよりも一歩早くユウイチさんが僕の腰を掴んでさらに突き上げてくる。

前立腺をかすめ、そのまま自分の体重で奥まで暴かれて、僕は唇を噛んで耐える。

伺い見るようにユウイチさんを見れば、雄の色を宿したぎらつく視線に射抜かれる。





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