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あぁ、ついに言ってしまった、とさらに涙が溢れた。

この綺麗な、絵本の中から抜け出たような綺麗な人に、自分の欲をぶつけてしまった。その背徳的な事実が背筋を駆け巡り、自虐的な快感と、自責の念でぐちゃぐちゃになって涙になる。

「挿れるだけでいいの?」
「や…っ、僕の中で、たくさん動かしてっ!僕の中……いっぱいにしてくださいっ」

はらはらこぼれる涙とともに、自分の欲望のままにねだる。

すると、ユウキさんは自分の服を脱ぎ始め、僕からバイブを抜きとる。

そうして、綺麗な容貌に欲のかけらを滲ませながら、欲望を一気に突きいれてきた。

「ああああああああっ!」
「ふっ…合格」
「ん、ぁ、あぁっ、やっ、もうっ」

いきなり始まった激しい抽挿に、僕はなすすべもなく喘ぐ。十分にほぐされたそこが痛むことはなかったが、溺れていくような感覚が怖くて、ユウキさんにしがみついた。

「あっ、あぁ、やあぁっ!!」

「…やっぱ、ただのゲテモノじゃないね。インランで、救いようがないくらい快感に弱いんだから」
「そ、ん、なぁっ!」
「だから、…今日は特別、可愛がってやるよ」
「ああんっ!」

ぐい、と身体を引かれ、ユウキさんの膝の上に座る様な形になる。いわゆる対面座位という奴で、ユウキさんの綺麗な顔が僕の目の前にあった。

「ん、くぅ、ふうんっ!」

自分の体重でより深くまでつながっている僕に、ユウキさんは『自分で腰振ってみろ』とさらに要求してくる。

僕が言われるがままに腰を動かしていると、自分のモノがユウキさんの腹で擦れて、そこから快感が駆け上がってくる。

思わずお腹に擦りつけるような動きをしていると、ユウキさんは僕の中心に触れ、そのまま大きく突き上げて来た。

「んぅ…ああああっ!」
「くっ…」

僕がその刺激に耐えられず、そのまま自身を解放してしまうと、ユウキさんも後ろの締め付けで達してしまう。

「あ……あぁ…」
僕は肩で息をしながら、意識が遠くなるのを感じた…。





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