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あまりの衝撃に、思わずタツミさんの身体に爪を立ててしまう。とたんに質量を増して重くなった体内に、すべて感覚が持っていかれそうだ。

「…やっと素直になった。可愛いぞ」
「タツミさん…っ」

はくはくと苦しげに息をする僕に、タツミさんは笑ってくれた。

酷いことをされているのに、辛くて苦しいのに、なんでこんなに嬉しいんだろう。

褒められて、優しく頭を撫でられて、僕の涙腺は決壊した。

「泣き虫だな…最初のぶすくれ顔が嘘みたいだ」
「タツミさんの、せいですよっ」
「拗ねるなよ。可愛くて、これ以上なくそそられると褒めているんだ」
「ふふふ……」

目じりにされるキスに、僕は言いようのない充足感を感じた。こんなに幸せな気持ちになるなんて。

もう大丈夫、という意味を込めて笑ってみせると、体内の熱が動き始める。

「あっ、あっ、ああぁっ!」

突きいれられるたび、抑えようのない声が漏れる。先ほど弄られた際に見つけられた前立腺を刺激されてはたまったものではない。

「たつみさ……タツミさんっ!」
「気持ちいいか…ヒナ」
「気持ちいいですっ、もっと、もっとっ…っあん!」

パンパンと激しくぶつかる音がして、僕は快感の渦に巻き込まれていく。

僕はタツミさんの名前を呼びながら、それから何度も交わったのだった……






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