ゲンイチローが彼女を家に連れてきた てゆーかまず、老け顔で頑固でテンションよくわかんない上に短気で朝から豆粒百個を箸で移して大声あげてるようなゲンイチローに彼女がいることにビックリなんだけど んで、どんな物好きなのかと思えば 「ちょー美人じゃん」 「ふふ、ありがとう」 藍色のふわふわした髪の毛を真ん中分けにして色は白いし髪の毛と同じ色した瞳はおっきいのに顔じたいは小さくて声は鈴みたい 「どうやってこんな美人誑し込んだのゲンイチロー?」 「誑し込んでなどおらんわ!!」 そんな僕らのやりとりをゲンイチローの彼女…幸村さんはクスクス笑いながら見ている 幸村さんは何度かこの家に来たことがあるらしくお祖母ちゃんとかとも仲良さげだった お祖母ちゃんも幸村さんがスッゴい気に入ってるみたいでちょいちょいも話してる 「幸村さん、どうゆう気の迷いでゲンイチローなんかと付き合ってるの」 「気の迷い…」 ゲンイチローがなんか言ってたけど気にしないで幸村さんの膝の上に座る やっぱりふわふわできもちいなぁ 「クスクス、別に気の迷いなんかじゃないよ」 幸村さんが頭を撫でてくれる、幸村さんはくせっ毛だから真田家の遺伝子が羨ましいって言ってたけどそういえば母さんも同じ様な事を言ってた気がする 「弦一郎がいるから、今の私がいるんだよ」 そう言った幸村さんの顔は穏やかで幸せそうで今まで一番キレイだった 「ふうん…」 それがちょっと悔しくてよくわからないふりをした けど幸村さんとゲンイチローが目を合わせて幸せそうに微笑みあってるものだからなんだかつまらなくなって幸村さんの膝から立ち上がる 「幸村さん、ゲンイチローに飽きたら付き合ってねっ」 「さっ左助!!」 襖を勢いよく閉めて廊下をかけて本邸に戻るとお盆にお茶とお菓子を載せたお祖母ちゃんに会ったからイチャイチャしてると思うから離れには行かない方がいいよって言っておいたのはもちろんゲンイチローじゃなくて幸村さんのため!! (左助くんのキャラが掴めないです。一人称は…なに?) |