「仁王さん、また校則違反です」 「プリ」 今日は風紀委員の服装点検の日である 毎度毎度引っかかり目を付けられている仁王はそれを避けようと普段は誰も使わない裏門に回ったのだが先手を打たれていたらしい 「頭髪は黒または自発の色を維持する、スカートはひざ丈、アクセサリー等の装飾品は禁止…」 柳生は品定めをするような目で仁王の頭のてっぺんからつま先までをゆっくりと見た 「いい加減指導に回した方が良さそうですね」 ヤレヤレといった表情で柳生はため息を吐いた 仁王は面白くなさそうに真っ白な毛先をいじっていた 「昼休み、第四講義室に来なさい。それまでに直していたら先生には回さないで差し上げます」 そう言うと中指でメガネのブリッジを上げながら柳生は足早に仁王へ背を向けた 残された仁王は面白くなさそうに頬を膨らませた 「プリ…」 昼休み、仁王は柳生に言われた通り第四講義室に来ていた まぁ髪もスカートもアクセサリーも朝と変わらずの格好でだが 丸井にはそんなのバックレてしまえと言われたがそうゆう訳にはいかない 先生へ問題児として報告されれば後々が面倒だ 仁王は小さく深呼吸をしてから扉に手をかけ、開いた 「いらっしゃい、仁王さん」 扉を開いた途端に先に来ていた柳生に迎えられる 「さぁ、中へどうぞ」 紳士的な動作で中へと通される。第四講義室は軽い会議ならできる広さがあり来賓用な為めったに使われないがとても綺麗で整っていた カシャン そんな音がして振り返れば柳生が唯一の扉に鍵をかけたところであった 「今日は貴女にそんな格好をしているとどんな目にあるか、身体に教えてあげますよ」 顔も言葉も穏やかだがどこだか不穏な空気に背筋から一筋冷たい汗が流れた そう思った時には片腕を引かれ勢いよく床へ押し倒された 頭は打たないように考慮してくれたらしいが背中はひどく打ちつけた いよいよ危険な状況に身じろぐが女と男では基礎が違う。暴れた両腕を片手で押さえ込まれ緩んでいた仁王のネクタイを外されそれで一括りにされた 「なっなにするんじゃっ!!」 思い切り睨みながら叫べば普段は目尻を下げて微笑んでいるため解り辛いが細長く切れ長の瞳に睨み返された 「貴女が私の忠告を聞かないのが悪いのですよ?それから」柳生は眼鏡のブリッジを中指で押し上げると仁王の耳元に唇をよせた 「覚えておくといい、抵抗されるほど男は燃えるのですよ」 言いながら伝わる吐息と同時に弄られた耳朶がこそばゆく変な声が出そうになるのを唇を噛み締めて耐えた すっと離れた柳生の手のひらには仁王の耳にあったピアスが収まっていた 「違反品は回収します」 そう言うとワイシャツのボタン一つを外すとネックレスに手をかけそれも外した 「おや…??」 柳生はピアスとネックレスを一纏めにして丁寧な床へ置くとワイシャツのボタンを上から順に全て外してゆき 仁王はどうにも成らないことを悟ったのか対した抵抗もせず羞恥に顔を真っ赤にして瞳をひどく潤ませながら柳生の行動をみていた 「下着は白を基調てしたなるべく地味なものとする」 柳生は鎖骨の間、胸の谷間、臍、と指を這わせた 「黒にピンクの刺繍…そそられはしますが校則違反ですね」 柳生はゆっくりと仁王のブラジャーに指をかけた 「やっやめんしゃ…!」 プチリ、と音がしてシュルリとブラジャーは引き抜かれた 仁王の頬を涙が伝う柳生はその涙を舌で舐めとりながら晒された白い肌に指を這わせた 「存外…綺麗な色をしていますね」 「ひゃん!」 柳生の指が胸の飾りを弾いた 思わず口をでた声に歯を食いしばり恨めしそうに柳生を見つめた 「そうゆうのは逆効果だというのに、誘惑する知識はあってもその後の知識はないようですね」 執拗に胸の飾りを弾いては指で摘み刺激を与える 「んっ…!?」 すると次は口に含み舌でなぶられる 必死に声を抑えるあまり噛んでいた唇に血が滲み始めた せめて自由な足で抵抗しようともがくが逆に両手で抑えられてしまった しかもその手はスルスルと太ももを撫でながら上昇してゆく 「ひゃっヤメっ!」 柳生はバサリと短いスカートを捲った。 「おや、こちらもですね」 「!!」 そこにあったのはブラジャーとお揃いのショーツ 柳生は無言でそのショーツに手をかけた 「それはっダメっ…!!」 シュルリとこれまた仁王の抵抗虚しくあっさりと仁王の足から抜かれたショーツはいつの間にかキチンと畳まれていたブラジャーと共にこれまた綺麗に畳まれ始めに回収されたアクセサリーの側に置かれ仁王にはそれがまた異様に恥ずかしかった 「全く、こんなに濡らしてはしたないですね」 「ひゃあっ!?」柳生は何のためらいもなく仁王の秘部に触れた そこは先ほどまでの胸への愛撫からか充分な程に潤っていた そこに指を一本差し込もうとするとすんなりとは受け入れられずずるずるとゆっくり、少しずつ内壁の動きにそって導かれる 薄桃色のそこはひどく狭かった 「処女…ですか」 仁王はその言葉に顔を更に真っ赤にした 目はすでに泣きはらされている 「意外ですね、」 柳生は平坦な口調でそう言いながらぐちぐちと秘部を溶かす そのたびに仁王の口からは抑えきれなかった嬌声が断末的に洩れた 「さて、これ位にしておきますか」 柳生がズルリと三本の指を抜くとひくついたそこはどこかもの足りなさそうだった 丁寧にびしょ濡れになった自分の指を舐める柳生はひどく妖艶で卑猥であると同時にそれでもどこか紳士としての風格を兼ね備えていた その指をハンカチで拭き取ってから柳生は仁王の手首に巻き付けられていたネクタイを解いた 「へ…?」 思わず間抜けな声をあげる仁王をよそに柳生はワイシャツのボタンを留めて下腹部に寄ったジャンバースカートを整える 「さ、もう帰りなさい。これに懲りたら次からはちゃんとした服装で登校して下さいね」 柳生は柔らかなティッシュで仁王の涙を拭うとゆっくりと立ち上がった 片手には仁王からの没収品 「それでは、気をつけて帰るのですよ」 今の今まで強姦まがいの事をしていた人物とは思えぬほど優しい声色だった そのまま踵を返す柳生に思わず仁王は手を伸ばした 「やっ…待って!」 ズボンの裾を掴まれた柳生はそこで立ち止まり顔だけで振り向いた 「貴女…それがどうゆう意味か、わかっているのですか?」 仁王は一度ビクリと肩を揺らしたものの小さく頷いた 「最後まで…シて」 柳生は中指で眼鏡のブリッジを押し上げた 「後悔しても知りませんよ?」 そう言うやいなや身を翻すと仁王の太ももに手をかけ押し倒すと素早く取り出した頗りをぐちょぐちょのままであった仁王のまんこにつっこんだ 既に硬度を持っていたソレは容赦なく仁王を突き上げる 柳生の瞳には先程までの紳士らしい優しさや気高さは微塵もなくただ欲に溺れた獣の瞳をしていた 仁王にはそれが堪らなく感じ脱色を繰り返し痛みきった自分のとは比べモノにならないくらいサラサラとした栗色の髪に指を通した「はっ…やっぎゅう…あぁっ」 名前を呼ばれ顔を上げると快感にとろけきった顔で仁王は目を合わせてきた 「どうしました?…今さら止めませんよ…」 仁王はフルフルと頭を振った 「止めん…でっ、あっひぃっ…やぎゅう…あんっ」 再び名前を呼ばれ柳生は更に動きを増した 互いの余裕を削り絶頂へ上り詰める 「やぎゅ…す、…きぃいぃ!!!」 言葉と共に唇を押しつけたと同時に一際強くいいところを貫かれ背をしならせながら仁王が達するとその締め付けに耐えられず柳生はズルリとペニスを引き抜きワンピースのスカートの裏へ射精した いまだに荒い息を繰り返す仁王をよそにさっさと後片付けをすました柳生は今度こそ扉に手をかけた 動く気力すらなく目だけでそれを追うと振り向き、行為後一度も開かなかった口を開いた 「いいですか?一時の熱に溺れて愛の言葉など囁いてはいけませんよ…私の様な男が勘違いしてしまうかもしれませんからね」 そう言うと今まで見たことないくらいに優しく優雅に微笑み部屋を後にした 残された仁王は窓から真っ赤に染まった空を見上げ明日はどんな派手な下着をつけてくるか考えていた 「勘違いしてくれればいいんにの」 (仁王ちゃんの下着を没収する柳生が書きたかった^q^長い) |