バレンタイン♪(ガイテン/18禁)

※加工無しのゲーム本編ネタバレ(+一人称や口調の違い)があります





「寒い……暖冬だと聞いたのに……こういう時はホットミルクを飲みたい……」
(本当ならテンテンあたりに作ってもらいたいところだが、夜明けもまだだ。きっと夢の中に違いない)
「お? 起きてたのか」
「ガイ先生!?」
「ちょっとホットミルクを飲もうと思ってな」






「まずいって、どういうことだ?」
「ええっとですね……その……」


「死んじゃうぞ!?」
「あははー……そうよね。ごめんなさい今の嘘です」
「? 何もないなら開けていいか? ホットミルクが飲みたいんだが」


(な、なんなんだ?)
「じゃあガイ先生は部屋で待ってて。ホットミルク作ってすぐに持っていくから」
「ここで待ってるぞ?」
「ダメ。先生に風邪ひかれでもしたら大事よ。それに……ガイ先生はもう私の一部なのよ……心配ぐらいさせてよ、ばかっ」
(こういうのを殺し文句というのだろうな。こんな風に言われたら従うしかない……)




「それで……体は大丈夫なの?」
「あぁ。ちょっと寒気するくらいだ、これ飲んで寝たら大丈夫だろう」




「そんなに心配するな。本当に大丈夫なんだぞ」
「だといいけど……」
「ところで台所で甘い匂いがしたんだが……」


「なるほど」
「ネジがそういうのこだわる様になったから凄く美味しくて! ついつい飲みすぎちゃって……」
「そうか、そういやリーもサクラに渡す渡さないとかなんとか言っていたがココアのことだったんだな! さっきのお前みたいに必死そうだったし……明日オレも飲んでみるか!」



―――――




「テンテンありがとう……オレは少し寝る、けほっ……」



―――――

(もう4、5時間は寝れたみたいだな……ところでテンテンは)
「んぅ……んっ……んんっ……んんぅ、んっ……」


「テ、テンテン……」


(お、思わず呼んでしまった! 寝たふり寝たふりっ!!)
「うーん……ぐー……」
「……よかった……ガイ先生ちゃんと寝てる……ふう……今起きられたらどうしようかと思っちゃった……」
(よしバレてないな……)
「ふふっ、ガイ先生……寝言で私の名前を呼ぶなんて、どんな夢を見てるんだろう? ――あっ……」
(え?)
「……先生の、おちんちん……すごく勃ってる……。ひょっとしてエッチな夢見てるの……?」
(あああ……)
「はぁ……先生とえっち……したかったな……今日は沢山甘える予定だったのに〜……もう、ホント間が悪いんだから……」
(今日何かあるのか……?)
「……ちょっとくらいなら、いいわよね?」
(え、お、おい!? ズ、ズボン――)
「なんだろう……ずっと布団で寝ているせいか、いつもよりガイ先生の匂いがしてる気がする……」


「……あれ、今おひんひん……びくって……先生も、こうひてほしかったの? ……ちゅぅ……ちゅる」
(決して、オレを起こさないようにという配慮なのか、舌先でチロチロと舐めるだけの奉仕なのだが、十分気持ちが……むしろ焦らされてる感じがなんとも……)


(今日がそんなに大切な日なのか? ……あっ!! バレンタインか!! それであんなに挙動不審だったのか……こんな日に体調不良とは申し訳ないな……)


「お、起きてたの……? いつから……」
「テンテンがオナニー……している時から、だな……」
「そ、そんなに前から……はぁ……独り言ばっちり聞かれてるってわけね」
「ははは……」
「もう、笑ってごまかすの禁止ですよっ!」
「いや……そのすまんな、こんな日に寝込んで」
「! まぁでも、結果的に今日一日ガイ先生と一緒に居れたから……たまにはこういうバレンタインいいかなって思ってたところよ」
「……オレもテンテンに一日看病してもらってうれしかったぞ」
「このくらい当然です! わ、私はガイ先生のこと……大好きなんだから」
「そうか……オレも大好きだ」
「……」
「……」
「えと……じゃあ、続き……してもいいですか?」
(愛し合ってるとはいえ面と向かってこういうのは気恥ずかしいな)
「あ、ぁ。頼む」
「……んちゅ、ぅ……はむ……ん、んん……」
「ぅ、く……!」
「ぁ……んむ……むぅ」
「……えらく積極的だな」
「ちゅぷ……んちゅ……だって……今日は絶対にエッチなことになるって……思ってたから……ちゅぷ、ちゅる……チョコ渡したら……先生なら絶対に私とするって……思ってたの……ちゅるる……れろ」
(確かに感極まってその場で襲っていた自信があるな……)
「なのに先生病気で倒れちゃう……から……ちゅるる……肩透かしくらったみたいで、寂しかったんらから……んちゅ」
「……もう、フェラはいいぞ」
「え? ……気持ちよくなかったですか?」
「話してたら、テンテンが好きって気持ちが抑えられそうになくなった。……まぁつまりなんだ……キスしたくてな」
「私も……フェラなんかより、先生とキス……したい」






「今日のテンテンは凄く可愛いな」
「それじゃ普段の私が可愛くないみたいじゃない……」
「いやそうじゃない! バレンタイン効果というか……普段も可愛いぞ!!」
「分かってますよーだ。ちょっと困らせたくなっただけ……ふふっ」
「お、お前は……!」


「先生っあっ先生激しいっ! あっ! あ、ああぁ」
「テンテン……!」
「キスしてっ、ガイ先生キスしてくださっ」
「んっ……ん、ぅ」
「は、ぅ……む……っ」
「はーっ……」
「……ふふっ……ガイ先生、捕まえた」
「捕まったらどうなるんだ?」
「こうするんです」


(だ・い・す・き……ああもう本当にこいつは!!)
「ガイ先生、私の気持ち……ちゃんと伝わった?」
「あぁ、これはオレからもお返ししないとな……!」
「ひゃぁっ……! せ、んせっ、あっああああっ!」
「オレも大好きだぞ……!!」
「はいっ……! 私もぉっ……ぁっ! 好き、大好き……っで、す! あんっ、あっあっ……!!」
「テンテン、テンテン……!!」



―――――


「おう、待ってるぞー! ……楽しみだ――っ!」
(視界が……病み上がりとは言えない状況のセックスだったから、か……テンテンが来るまで何とか――……)

―――――


「もう、待っててって――すごい、汗……うわっ、熱も凄いになってるじゃない。こんなになるまで……もう」




ガ イ テ ン は 最 高 ! !
いやほんともうバレンタインイベント最高でした!ガイ先生がバレンタインに風邪引いちゃうとか確かに間が悪いけど看病してるテンテンちゃんとかとてつもなく可愛い…!!ガイ先生もチョコ貰ったら感極まって襲うとかどんだけテンテンちゃん大好きなんだよ!!二人とも可愛い!!ハッピーバレンタイン!!

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