下手メッセンジャー



『ジ、ジョージ』

「ん?あ、歩くの早かったかなごめん」

『ううん…』

私はとても口下手です
人見知りなのもそうだけど…
私の推測によると念願叶って付き合っているジョージが
隣にいることが一番の理由だと考えてられます

でもこんな私をしってくれて
好きだと言ってくれるジョージには
いつも感謝してるんだよ
言えないけどさ…

だから今日は決めたんだ!
ジョージに好きだよって、
いつもありがとうって言うことを!

「あ、ハニーデュークス寄るだろ?朱里好きだもんな」

『うん、行く』

ハニーデュークスに入っても
私から話を振ることはなくジョージが
いつも話題を持ち掛けてくれた
それはいつもささいなことだけど
私からしたらすごく嬉しいことなの

「いっぱい買ったなー!」

『どれも美味しそうだから』

楽しみと笑えば彼も笑い返してくれた
自然と繋がれた手が心地好かった

「他に行きたいとこある?」

『ううん、』

「じゃあもう薄暗いしホグワーツに帰ろっか」

『うん…』

ジョージが歩き出す
それに逆らうように私はその場に立ち尽くす

「朱里?どうした?」

『あ、のね』

どした?と私に目線を合わせるように
腰を折ってくれるジョージ

『……っ』

やっぱり恥ずかしい
見られていると余計に

「ゆっくりでいいからな」

ぽんと頭にのせられた手の温かさが
じわりと体中に巡った気がした
うんと頷き

『ジョ、ジ』

「うん?」

『……あのね…いつも、ありがとう。
…好きに、なってくれて…ありがとう。』

聞こえるか聞こえないかの声を
彼は確かに拾ったようで嬉しそうにはにかんだ

「俺の方こそありがとうな!
こんな幸せな気持ちをありがとう!
これからもよろしくな!大好きだぜ!」

私にはその返事をする余裕なんてなかった
だから彼はお得意の悪戯をしたのかもしれない
ちゅっというリップ音
それと朱里のファーストキスいただきっ
という貴方の声が聞こえた










(あ、あとね、…………大好き!!)
(俺も!(キューン!!))



*
書いちゃいました!朱里様との相互記念♪
ジョージ夢ということでしたが
上手く書けているでしょうか?^^;
手直し可能なので気に食わないときは
じゃんじゃんいってくださいね!

*朱里様以外お持ち帰り厳禁!!*

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