『リーマスッ…!!』

息も絶え絶えな私にキスを降らせる彼を睨む

「何?今いいとこなんだけど」

ちゅっとリップ音が耳元で聞こえれば腰が震えて
立っていることさえままならなくなる

『此処、ろう…か!』

「うん、知ってる」

だから何だと言わんばかりに舌を絡められる
リーマスのキスは蕩ける、
そんな言葉が似合うようなもので
だから私は段々と流されるように
彼を求めてしまうのかななんて思った

しばらくして唇を離せば
私はついに腰を抜かしてしまった

『はぁ、はっ…もう…どこでも盛んないでよー…』

「腰抜かすぐらい感じてたはにーに言われたくないな」

『なっ……それは……』

リーマスのせいなのにと思う私を
綺麗な笑みを浮かべて横抱きにして運んでくれる

今日は機嫌がいいみたい
機嫌が最悪な時は腰を抜かした後に
空き教室かどこかにつれて行かれて
美味しくいただかれていただろうに

『リーマス?』

「何だい?」

『……ありがとう』

彼はくすりと笑ってはにーがこうなるのは
いつものことだからねと言った
ちょっと自分のテクニックを自慢されたような気がしたが
今はなんとなく許せた

「それよりはにーのせいでまたムラムラしたんだけど」

え、

『無理無理無理!昨日もしたじゃん!』

「僕は毎日しても足りないけどね」

『リーマスは底無しだからでしょ!
私の身体も考えてよ』

「僕に壊されるなら本望でしょ?」

さも当然のような彼にもうため息しかでなかった

「さ、頑張ってね」

とさ、と下ろされたのは彼のベッドで
目の前には天井とリーマス

『だから無理だって…!』

「大丈夫、手加減するから」

手加減、その言葉は彼の中にはないことを
私は知っているから諦めようと心に決め
彼の口づけを受け入れた





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