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sora no kiseki
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「ちょっと皆さん、ルール無視しないでくださいよ」
「勝負にズルは付き物だぜ」
「…うぉおお、緊張したぁ。次ヨシュアの番だぜ!」
「キールさん!何二人に便乗してズルしてるんですか唯一マトモキャラはどうしたんですか」
「郷に入っては郷に従えと言うだろ」
「難しい言葉使っても納得しませんからね!?」
そして勝負開始から10分後。
「じゃあ、ヨシュアきゅん、わかってるよねぇ?」
「勘弁してくださいよ…僕はまだ死にたくないです……」
「欲しくないのかい?ア・レ。もう出回ってないんだよ?」
「……」
「それに君だって何色か気になるんじゃあないのかい。エステル君のパn」
「て…っ手筈通りに!言っときますけどね、一度だけですからね!二言はありません!」
「はっはっはーお茶目さん!」
「…(怒)」
ズルされまくって惨敗したヨシュアは、こうして丸め込まれたのだった…
* * *
時変わって昼休み。
標的・エステルはクローゼ、ジョゼットと共に教室の後ろの方の席で弁当箱を広げていた。
「あ、ジョゼットその卵焼きちょーだい」
「やだよ。べー」
「じゃああたしの竹輪キュウリと交換…」
「嫌だ!つうかそれ料理じゃねえだろ」
「もう、二人とも…」
「じゃあクローゼのウインナー!」
「あはは、やだ。あげない」
「むー、けち」
何だかんだで仲良くしているようだ。
「ジョゼットが「女子」の友達と弁当食ってるぜ兄貴」
「ああ、マジ足洗ってよかったぜ…」
じーんとしている兄二人。
「妹が弁当食ってるだけですよ」
そこへすかさずオリビエの突っ込みが入った。
「あんなもん見て満足してんじゃねえよシスコンx2」
「す、すみません」
「面目ねえ。ニイチャン」
「つか、キャラ変わってませんかオリビエさん」
たまには辛辣な言葉も吐きます、オリビエ・レンハイム。
食券の為に必死なんです。
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