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sora no kiseki
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「じゃあ俺たちは先に行ってるからな！」
「早く来いよ」
「僕はAセットにしようかなー」
「じゃあ俺B」
「じゃあ俺も兄貴と一緒で」

三人が嬉々として食堂へ向かうのを確認し、ヨシュアは未だ呆然と突っ立っているエステルへ向き直った。

「えっと…大丈夫？」
「ヨシュア」
「気が済むまで僕を殴ってくれ…」
「まさかとは思うけど食券欲しさにオリビエの賭事に参加したの？」

項垂れるヨシュアに、エステルは震える声で聞き返す。

「ち、違うよ。ジェンガで負けて罰ゲームに…」
「ふぅん、罰ゲームね」

首を振る相手を見下ろし、エステルは腕を組んだ。

「だから僕を気が済むまで殴っ、」
「私、知ってるんだから」
「え？」

考えたくないが、考えられない話ではない。

「Bランチのオマケに、レーヴェフィギュア青年verがついてるってこと」
「！！！！！！」

言い当てられたヨシュアは、驚きのあまり声も出せなかった。
やっぱりか！
ショックなのはこっちだと泣きたい気分になる。

「どうして？嘘だって言ってよ！」
「エステル…」
「レーヴェのフィギュアと私のパンツとどっちが大切なのよ！！！」
「ごめん……………秤にかけるのは難しいかな」
「いや、かけろよ！？おかしいだろ、おォ！？」
「僕を殴ってくれ‥」
「だから訂正しろよ、このブラコン！！」

エステルの受難は、それからも続くのであった…
完。



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11'03/28
バカばっかですいません、ほんと
　
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