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colorfulxcaracal

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「うん。礼なら、犠牲になったフランキーに言ってやってくれ…ぐすっ」
「おめえらなぁ…よくも俺を踏み台にしやがったな!つうか勝手に殺すな!」
「ぎゃっゾンビになって戻ってきた!」
「まだ死んでねえよクソガキ!!」

言い争うのも束の間。
中庭へ落ちたゾンビたちがのろのろと起き上がり始めた。

「おのれ…貴様ら…許さんぞ。俺はスパイダー。すぐにそこへ行くぞ。覚悟しやがれ!」

巨大蜘蛛も例外ではなく、明らかな宣戦布告を叩きつけられる。

「うるせーなぁ…あー耳痒ー」

蜘蛛の高笑いを聞き流し、ロゼは後ろ足で耳を掻いた。
塵が溜まって掃除するのだから耳も鼻も似たようなものだ。
自分のことは棚に上げて、これは下品とは言わないのか。

「おめえよぉ」
「ん?」
「あ…別に」

フランキーが途中まで何か言いかけたが、それは言わないでおくことにした。

「ん?」
「どうした?ロビン」
「何か…上から…」
「なんだ?」

上空を見上げるロビンに倣い、二人とも顔を上げる。
小さな点は徐々に人の形をかたどっていく。

どうやら人が降ってくるようだと気付いたが、それも違った。
厳密には人ではない。ゾンビとはまた別の、人であった成れの果て。

骨人間・ブルックだった。





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11'06/20 16:16
いろいろ素っ飛ばしてようやく中盤。でもないのかな。
何とかつなげました。ブルック再登場です。
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