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colorfulxcaracal

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ルフィはそれに歩み寄り、肩に手をかけるとそのまま土へ押し込める。
皆ぽかんとそれを見守っていたが、大人しく帰る相手ではなかった。

「って、帰るかぁああ!アホんだらァ!」

激怒した死体が喚き散らす。
唾が飛んだ。汚い。

「ルフィ、はなれろ、コイツ…!」

コイツ、ゾンビだ!
ロゼがルフィの袖を咥えて引き下がらせようと頑張るが彼は動かない。

「…大怪我した年寄り!」

死体(らしきもの)を目の前にしても、ルフィは真顔でそう言った。

「って、違うだろぉおお!」
「ゾンビだろ、どう見ても!」

ロゼと他の野郎3人が盛大に突っ込む。
呆けているルフィの前で、次々にゾンビたちが蘇った。
飛び出してくるゾンビたちはまるで祭りでも開催されたかのように生き生きとしている。

「舐めやがって!」
「うおおおお」
「ごおぁおおお」
「ゾンビの危険度教えてやる!」
「っ、なんかいっぱいでてきたんですけど…!」

狼狽えるロゼ。
他の5人は毛ほども怖がってないようだが、あくまでも標準いや標準以下の戦闘能力を誇る自分としてはこんな大勢のゾンビ相手に頑張れる自信はない。
「こんなの」が能力者であっていいのかそうでないのか。恐らく後者だろう。

「ロゼ」
「ろびん…」

怖いよう。
涙目のロゼに、サンジのほうから「キュン!」妙な音が聞こえてきた。

「私たちの後ろに。その方が安全だわ。あなたの足なら捕まりはしないでしょうけど下手に動いてみんなとはぐれるのは嫌でしょ?」
「そうさせていただきますっ」

この危険な森の中、一人になるのだけは避けたい。
ロビンの忠告にこくりと頷いて皆の中心に入った。
本当は逃げ出したいけれど、今走ったらそれこそ勢い余って皆の目の届かないところにまで走ってしまいそうだった。

「つーか、あんなに生き生きしてんのか?ゾンビって」
「さあ…元気だな…」

「なーんだ、やんのか?危険度ならこっちも教えてやる」
 
大勢に囲まれているなら下手に分散するよりもこちらの方が効率がいい。
六億ベルなんとかって連携技(?いつ作ったんだろコレ)でゾンビを伸していくルフィたちを前に、ロゼは改めて一味の強さを思い知る。

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