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colorfulxcaracal

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「痛いはずだわ。あんなところから落ちてきたんだもの。私たち」
「にゃあ…」
「あ……うう…ここはどこなんだ」
「もうゴーストアイランドの中よ」

白目をむいているチョッパーの声に、ナミが答える。
その腕にはゼゼが抱かれていた。
島の空気にすっかり怯えきっている。

「ゴーストぉ!?」
「ひいいいいい!」
「ちょっと!そういうのやめて!余計に怖くなるじゃないの!」

見上げた先にはどんよりとした空が見える。
どうやら、3人+1匹は意図せずに島へ上陸してしまったらしい。

堀に落ちた一行の足元には無数の人のものであろう骨の山。
無傷なのはそのおかげらしいが怖いことには変わりない。
再度震え上がった2人に、またナミが突っ込んだ。


「兎に角、地上の階段で助けを待ちましょう」

言い争っていてもしかたないので、ルフィ達の助けを待つことにした一行。

「けどなぁ…地上ったってどっちに行けば…」

出口に続くのはどちらか一方だ。
ふらりと歩き出したウソップがふと闇の中で光る5つの目に気づいた。

「なんだありゃ…犬か?」
「ん…?」

低い唸り声に、ほかの二人もゼゼも暗闇を覗き込む。

「犬じゃないわ」
「にゃ…」
「じ、じゃあなんだ?」
「あ…あれ…もしかして…け、ケルベロス?」

「ワン」
「ワン」
「コーン」

犬らしき動物は、3つの頭を持っていた。
青い毛並みの頭が2つ。もう1つは黄色い色をしている。
黄色いほうは左目に包帯をして目が片方しかない。

「ケルベロスだぁあああ!!」
「きゃあああああ!」
「あああああああ!」
「にゃあああああ!」

一気に状況を理解した一行。
一目散に犬がいるほうとは真逆の方向へ走り出した。

「け、ケルベロスって何!?」
「たたた、確か地獄の番犬だ!」

ゼゼを抱えたナミの問いに、ウソップが叫んだ。

「そんなの本当にいるの!?」
「いるじゃねえか現に後ろにぃいい!」
「うわああああじゃあここは地獄ってことかぁ!?」

チョッパーの言葉に、一気に恐怖感を煽られる。
3人は更にスピードを上げた。

「いやああああ」
「ああああ!!」
「怖いよー!」
「にゃあああ」
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