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colorfulxcaracal

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「くそ、好き勝手ロゼの髪触るわデコ舐めまわすわ…羨ま…じゃない、お前らイチャこいてんじゃねえぞ、この状況で!」
「つうか、一応この酒樽のシーン、光が飛び出してから何秒もないんですけど?時間枠はバラバラ…捏造甚だしいわね」

吉●芸人さながらのノリで突っ込むナミの肩をさり気無く抱き寄せながらサンジが唸った。
数秒後には裏拳で撃退され幸せそうに悶えていたが、皆、今はそんなことにかまってられる余裕などない。

ただの流し樽ではない。
光が飛び出してきたのだ。
いちいちホモにかまっている状況ではないのだ。

「何だぁ?」

光を見上げ、ロゼの頭を撫でながら感嘆の声を漏らすルフィ。
その手を押しのけ、ロゼはずれかかった麦わら帽子を直してやった。
ナミがゴムを縫い付けてくれたらしいが、こんな船の端にいたら海に落ちてしまうかもしれない。

「赤い…光?」

ウソップが額のゴーグルをつけて空を仰ぐ。

「うわああ…」
「ぐるるるる…」

チョッパーは唸るゼゼを抱えてブルブル震えている。

「何?どういうこと?」

ナミが不安げに呟く。
その隣で、ロビンも額に冷や汗を浮かべている。

やがて真っ赤な光は空に散り、跡形もなく消え去った。
けれど緊迫した空気がすぐに冷めたわけではなかった。

突然の出来事に皆戸惑っているのだ。

「酒が飛んで、光って消えた…!」

チョッパーが大口を開けて叫ぶ。

「発光弾ね」
「発光弾?」

ロビンの言葉に、ナミが聞き返す。

「海の神の呪いじゃねえのか?」

ゾロは腕を組み、小馬鹿にしたように笑った。
フランキーはといえば、ゾロの隣で冷や汗たっぷりにロビンを見つめている。
この手の話は苦手なのだろうか。

「ただの悪戯ならいいけど…もしかして…」
「もしかして…!?」

考え込むロビンの表情に、ただならぬことが起きていると理解したウソップとチョッパーが震え上がる。
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