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colorfulxcaracal

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「うぅー…何であたしになっちゃうのよ。やっぱり帰るぅ…」

ガクリと膝を折り、世界の終りが来たかの如く涙ぐむのは麦わらの海賊団航海士のナミ。
幽霊船の上に発見した骸骨を仲間にしたいといきり立つルフィがおかしな暴走をしないようお目付け役に運悪く選ばれてしまったのだが。

気が進まないどころではない状況に正直今すぐ逃げ出したい。
というか帰りたい。ココヤシ村に。

うわあんノジコー、ゲンさぁん、ベルメールさぁああん。
今のナミは絶賛ホームシック中だった。

「ナミー!まだか?早く上がってこーい」
「やだやだやだ!!」
「大丈夫か?俺も行くんだからナミはあっちで待ってればいいのに…」

追い打ちをかけるルフィの声に小舟から泣き叫ぶナミ。
ナミを気遣ってロゼが船に戻るよう提案するが、一応そうもいかないらしい。
しょうがねえなぁ、ルフィは大きくため息をついた。

「だーから俺一人でいいって言ったのに」
「ダメだ。お前がアホやって俺たちの船が呪われたらどうすんだ」

ロゼはともかく、ルフィの言葉にサンジがすかさず突っ込む。

「はぁ…クジ運悪ぅ…」

覚悟を決めたわけではないが、クジで決まった以上、行かないわけにはいかない。
先に幽霊船(おそらくは)の縄梯子を上っているルフィとサンジ、そしてロゼを追い、自分も縄梯子から船によじ登る。

「なんか怖がってるナミ、普通の女の子みたいで可愛いな」
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