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DEATH≫DOG,GOD≪DEATH

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「うっわー黒崎君の着地姿勢、芸術的!そして黒崎君の着地姿勢…官能的!」
「うるせえよ…」
「いや、だからね下の名前を……つうか井上、官能的ってオイ」

ルキアを助けるため、無事(でもないが)尸魂界(ソウルソサエティ)へやってきた一護一行。
案内役兼保護者の黒猫・夜一を含め織姫以外の者は皆それぞれ際どい姿勢で着地していた。
空中で精一杯腕を伸ばして一護を抱き寄せたはいいが結局着地に失敗し、その腹あたりに減り込んだ。
「目がマジ」の柘榴が一護の肘に叩き落される。痛い。

「でもよかったー。みんなに怪我がないみたいで」
「いい訳があるかっ!」

ここに来るほんの少し前、皆を守るためとはいえ無茶をやった織姫を叱る夜一に意見した一護と柘榴が同時に窘められるのも少しの間だけ。
ここでのんびりなど、してはいられないからだ。

「ここが…尸魂界か」
「そうじゃ。ここは俗に流魂街と呼ばれる場所じゃ。尸魂界へと導かれてきた魂が最初に住まうところで、死神たちの済む瀞霊廷の外縁に位置する。尸魂界の中で最も貧しく、最も自由で、最も多くの魂魄が住む場所じゃ」
「その割には人影が全然…」
「でもいっぱいいるぞ。人のにおいするし」
「むやみに嗅ぐな犬」
「うるさいなぁ。猫」

犬と猫。獣同士馬が合わないのか。
夜一と柘榴の間に微妙に火花が散る。


「ん?なんだ?あっちの方は随分街並みが違うじゃねえか」
「ああ、あれが…」

辺りを見渡していた一護の声に、夜一が説明してやろうと口を開く。

「あ、わかった!あっちが死神たちの住んでる何とかって街だな!」
「瀞霊廷だよ一護」
「よっしゃー。行ってみっか」
「城みたいだなー。こっちのボロ家と大違い」

だが最後まで聞かずに柘榴と一護が中を覗こうかと走り出していってしまった。

「あっコラ馬鹿者×2!迂闊に其方に近づくな!死ぬぞ」
「あ?」
「何で?」

声を張り上げる夜一に、二人は背を向けたまま振り返る。
その時だった。
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