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Fee des neiges
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「まぁ、おいしそーなリンゴ」
「お食べお嬢ちゃん」
「俺男だよナツ、そこセリフ変わったの忘れたのか。まぁいいけどさ。ぱくっ……うお！げろまずっ」
悪い魔女・ナツおばあさんからもらったリンゴのあまりの不味さに、白雪王子は仮死状態になってしまいました。
みんな仮死状態ってわかるかな？
完全に死んだわけじゃないの。
息が詰まってうってなっちゃっただけなの。
説明 以上。
そこへ通りかかったのは白馬に乗った隣町の王子…いや、お姫様でした。
「おお、なんて可愛いお姫…こほん。なんて格好いい王子様ですの」
アドリブとかもはや関係ねえだろ。
冷や汗だらだらで大人しく柩に横たわるシュエ。
しかし。
その瞬間、(予期した)事件は起こった。
「ジャッジメントですのォー！」
ぶちゅ！！
グレイの唇が、シュエの唇から逸れて柩の角にぶつかった！
間一髪で逃れたシュエだったが、第二弾が襲いかかってくるのも時間の問題だった。
全力で柩から起き上がり、これまた間一髪でグレイ姫(笑)の顎を押し返す。
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