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Fee des neiges
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「ボォイズラヴ言うなアホ。お前が姫やりゃいいだろうが。白馬に乗ったお姫様。どーよ、格好いいじゃねぇか」
ぽかんと口を開けた二人を押しのけ、シュエは部屋の隅に置いておいたペットボトルに口を付ける。
「あ。シュエ、それはナツのだぞ」
エルザが腹を押さえながらペットボトルを指差した。
「え?ごめん?あーまぁいいじゃん」
「うん舐めまわしてくれても俺は全然かまわないけどn」
「今すぐ飲むのやめろォシュエ!」
そんなこんなで 練習・リハが終了。
新・台本に書き換えてからの小芝居が開幕されたのだった…
〜白雪王子〜
フェアリーテイルver
昔々。あるお城に、それはそれは綺麗なお妃様が住んでおりました。
お妃様は鏡に問います。
「鏡よ鏡。世界で一番強いのは誰」
「…エルザ様です」
「いやそこはナツって言えよな、空気読めよな」
…その城にはもう一人、それは綺麗な王子様がおりました。
あまりにきれいな透き通るような肌の白さに、彼は白雪王子と呼ばれていました。
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