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Fee des neiges
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「そうだ。シュエにもあげる！何色がいい？」
なにソレ、シュエはカウンターにいるミラの後ろからゼリービーンズの入った箱を覗き込む。
「うーん…真っ黒とかある？」
「黒はないかなぁ。ていうかシュエのイメージは、やっぱり白でしょ」
「いや、髪が黒、」
「肌が白。純白！はー…羨ましい」
渋々白いほうをルーシィから受け取ったシュエは一粒、口に入れようとつまみ上げた。そのとき。
「ぱくっ」それはシュエの指ごと、何故かグレイの口の中へ。
親指と人差し指が、グレイの舌で踊った。
突然のことで対処が遅れたようだ。
「な……！」
「あらグレイ、おかえりなさい」
「おかえりー」
「ただいま、シュエ……もう一個」
「ふざけんな、何すんだよ」
もう一個、じゃねえ！
澄ました顔で催促してくるグレイを蹴り飛ばし、シュエは2mほど距離を置く。
「ルーシィ、グレイのイメージは？」
「んー…そうねぇ、今の頭ん中はピンク一色なんだろーけど。やっぱ、あおかなぁ？」
ミラの問いにルーシィが首を捻った。
怯えているシュエなどおかまいなしだ。
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