TOP
Fee des neiges

page list
_______2

「何だよ。じゃあナツ言ってみてよ」
「え?自分の好きなとこ?」
「違う」
「あはは冗談だって。そうだなぁ…シュエの好きなとこはー…」

しばらく考えて、ナツは指折り1つ1つあげていった。

「1コめ。女の子より可愛い」
「2コめ。そのへんのモデルより可愛い」
「3コめ。色白で可愛い」
「4コめ。指がきれい」
「5コめ。髪がサラサラ」
「6コめ、怒っても可愛い」

「ストップ!」
「何?7コめは…」
「だからストップ!」

可愛い何回連呼してんだ。
止まらないナツの「シュエの好きなとこ」にだんだん恥ずかしくなってくる。
誰も聞いてないのに、自分で言うのと言われるのとでは全然違うんだなっていうかもうお前やめろ…!

「10コめ。俺の魔法まねするとこが一番可愛い」

言い終えて、「にひっ」歯を見せたナツの桜色の頭を思いっきり引っ叩く。

「いって、なにすんだ」

「し、してないっ!まねなんか全然してない!」

「してるじゃん。いつもさー誰かさんの眼鏡越しから可愛い視線が…」
「もういいっ」
 

16/43

  
しおり

TOP
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -