009


※一見ロ→キラですが、そこに愛はないです。
(先に一周年企画のペン→キラ→キド読まないとわけがわからないです)


 深夜、キラーが目を覚ますと腕に何かが這っているような感触があった。
 気持ち悪くて腕から振り落とそうとしたのだが、腕を動かそうとした瞬間に、軽く抑え付けられた。

「触るくらい良いだろ?」

 侵入者の声は聞き覚えのある声だったため、キラーはひとまず安心したが、いまいち状況が飲み込めないでいた。
 何故なら、通常なら声の主――ローがこの部屋に居るはずはないからだ。

「何で居るんだ……?」
「ユースタス屋が酔いつぶれたから」
「ああ……なるほど」

 そう言えばキッドは飲み会に行っていたな、とキラーは思い返した。
 その時、ローがキラーの腕を抑えていた手を離した。

「ところで、面白い物を見つけたんだ……キラー屋」
「……何の事だ?」

 断りもなくベッドに上がって来たローを拒みながらキラーがそう訊くと、ローは手に持った日記帳を差し出した。

「“ユースタス屋”とのデート日記、楽しそうだな?」
「!」
「でもおかしいよなぁ……キラー屋は今、おれの後輩と付き合ってるんだろ?」

 隠し事を知られたショックからか抵抗が無くなったキラーを、さらに抑えつけるようにしながらローはキラーの耳元で言った。

「どうしようかな……?」
「誰にも、言わないでくれ」
「命令を聞くなら黙っててやるよ」
「命令……?」
「おれの性欲処理に付き合え、って命令だ」

 ローはそう言うと、キラーの頬を手で包むようにしてニヤリと笑ってこう続けた。

「最初は口で良いから」
「っ……」
「どうする?」

 キラーにとって、拒否権は無いに等しかった。
 キッドからの信頼を失い軽蔑される事のほうが、ローに好きなようにされる事より恐ろしかったのだから。

「……わかった」

 キラーがそう答えると、ローは「やっぱりな」とでも言いたげに口の端を上げた。



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好感度低い場合のロールート的な。

ローが日記帳を見つけたのは、

帰っても暇だから日記とか探してみよう

キッドは日記つけてなかった。

じゃあキラーはどうだろう。

みたいな些細な流れからでした。

多分、いい玩具を見つけたな、くらいにしか思ってないよ、このトラファルガー。
あとペンギンを騙してた事への怒りも若干。

ちなみにキラーは、例の通り泊まりが無いので、当然受けたことも攻めたこともないです。

ローの好感度上げておくと、日記帳を盗まれ燃やされる程度で済みます。
『キラー屋の事をもっと知りたい、と思ったら知りたくない事知っちゃった(´;ω;`)
→こんなの……燃やしてやるー!(自宅の庭の片隅にて)』

うん、可愛いなぁ
多分、好きな相手には優しいと思うんだ、ローって。

ルート選択には好感度とイベントの選び方が重要になる。タブンネ。

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