007


 十八時半、島中のスピーカーから、放送が流れた。

『本日の失格者は……』




 友人数人が死んだと、頭上のスピーカーは確かに伝えた。

 それを聴いたとき、さすがのルフィも愕然としていたし、ホーキンスも、予感があったとは言え、ショックを受けた様子だった。

 ゾロは、険しい表情を浮かべた後、黙祷を捧げるように、目を閉じた。

 重い沈黙はしばらく続いたが、それを破ったのは、ホーキンスだった。

「……そろそろ、明日に備えて寝よう」

 放送から得た情報が確かなら、十九時から朝の八時までは、殺人を認めない、つまり、その時間は"基本的には"安全と言うことだ。

「そう……だな」
「……ああ」

 念のため、一人ずつ、交代で見張りにつくことにした。



 朝になったら、またゲームが始まる。

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