003
夕方の放送で、ユースタス屋が死んだのを知った。
「……キラー屋は一人、か」
これは好機だ。
なんとか不意を突いて、捕まえられないものか。
幸運にも、こちらの武器は銃。
動けなくしてしまえば、あとはこちらのものだ。
それに、もしかすると戦意喪失しているかもしれない。
――獲物は、決まった。
おれは、足元に倒れた、元友人達を一瞥すると、キラー屋を探しに歩きだした。
ずっと、お前がほしかったんだ。
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