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【ポッキーの日】

2013/11/11 22:04


ってことで始め。

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「ポッキーの日か……」
「おれはプリッツ派だな。つまみにもなるし」

 キラーは、テレビ画面を眺めながらつぶやいたキッドにそう返した。

「お前の場合、外だとそれ以外のつまみ食べねェよな」
「いや、野菜スティックとか……」
「アレはつまみと認めねェぞ、おれは」

 つけるドレッシングもさほど味が濃くないし、キッドにとってはとてもじゃ無いがつまみと呼べる代物ではなかった。

「というかお前、なんで外だと常にマスクつけてんだよ」
「……なんとなく」
「お前な、裏でなんて呼ばれてるか知ってるか?」
「ああ、なぜかジェイソンと呼ばれてるな。ホッケーマスクじゃないのに」

 あっけらかんと答えるキラーに、キッドがでこピンをかます。今は例のマスクを着けていないため、ダイレクトに痛みが伝わった。

「つっ! ……何をするんだキッド」
「お前は、せっかくいい顔してんだから隠すなよ」
「キッドにそう思ってもらえればそれで満足だからな……」

 そう言って考え込むキラー。キッドはと言えば、突然のハズカシイ言葉に赤面していた。

「おい、キラー」
「ん?」
「やっぱ外さなくてイイぜ」
「そうか」

 嬉しげにキラーがほほ笑むと、キッドは照れ隠しに画面に向き直った。その後ポッキ―ゲームの話題がでて実践してみようという事になるのはまた別のお話。



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 というわけで即興乙でした。

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