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【ラブラブ練習】

2012/10/29 00:43


タイトルの通り。お題に沿ってとりあえず練習してみる。
あくまで日記だから校正はしてないです。

キドキラで甘甘な創作するならお題は
@:相手の幸せを願う×2
A:「ベッドで全裸待機なう。」
B:エスコートさせてほしい です

いきまーす。


@相手の幸せを願う×2

 アイツがいつもおれの為を思って行動してくれてることくらいはわかってる。
 それが原因でむかつくこともあるが、本心を理解してないわけじゃない。
 ただ、何が一番むかつくかって、分かっていながら反発してアイツの胃を痛めてる自分自身だ。
 わかってると言いながら結局迷惑かけてんだから世話ねェよな。

 だからいっそ、アイツが色々考えないで済むほど強くなりてェ。

  -------------------------------

 おれだって別に、わざわざあいつをイラつかせたいわけじゃない。
 それに、あいつのためと言いながら、結局嫌がらせになっているのかもしれないと考えるときもある。
 出来ることなら、それこそ全部裏でやれるならそれが一番いいんだが、そうもいかない。
 そこを曖昧にしたらおれとあいつの関係が良くわからないものになってしまう。

 いっそ、余計な小細工はしないで自力で守れるようになったほうがあいつの為かもしれない。

《あとがき:なんかお題と違う気もするけどキニシナイ》



A「ベッドで全裸待機なう。」

 呼ばれて部屋に行くと、キッドはベッドに寝転がっていた。
 目の端に赤いものが目に入って床をみると、コートを含めた服が脱いであった。
 よく見れば下着も落ちている。

「……用件は」
「それ片付けて、こっち来い」

 おれはややわざとらしくため息をついてから、床に散らばった服を回収してハンガーに掛けたりかごに放り込んだりした。
 本題はこっちじゃないだろうし、洗うのは明日でもいいだろう。

 簡単な片付けを終え、おれはキッドの寝転がっているベッドに向かった。

「それで、何だ?」
「あー……あれだ。とりあえず添い寝しろ」
「とりあえず、か」

 どうしたものか。
 このまま放置するという手もあるが、後のことを考えると避けたいところではある。
 いっそ直接的に言って貰えた方が拒否するにしろ助かるんだが。

「一つきくが、今服は着てるのか」
「……着てねェ。だから寒い」

 ふと見ると、ベッドサイドにとりあえずの着替えらしきものは置いてあった。

 寒いなら服着ろよとでも言ってそこにある服を投げつけてもいいのだが、あとになって文句を言われることを考えるとやはり避けたい。
 それにこいつの場合、文句だけならまだいい。別の日に実力行使に出る可能性もあるからだ。

「ほら、早く」
「……」

 もうこうなったら覚悟を決めるしかない。おれは仕方なくキッドに促されるまま布団を軽くめくって横にもぐりこんだ。
 おれは確認、というよりも意思表示のために言った。

「……それで、寝るだけなんだよな?」
「どうしてもってんならそれでいいぜ」
「なら、どうしても寝るだけが良い」

 一方的にキッドの我儘に付き合うだけも癪だから、おれは多少反抗してみることにした。言った手前、それを覆すタイプじゃないのはわかっている。

「……仕方ねェな」

 キッドはそう言って、おれの肩に腕を回すようにしてベッドサイドの服の中から下着を取った。
 そしてごそごそと布団の中でそれを着た。

「いっそ全部着たらどうだ」
「それじゃお前を引き止める理由なくなるだろ」
「そうだな」

 べつに服を着たからって帰るつもりも無いが。
 でもまあ、わざわざ呼び出された事をかんがえれば、仕返しにそれを言わなくても罰は当たらないだろう。

「じゃあおやすみ」
「おう、おやすみ」

 向き合ったままそう言って、おれは目を閉じた。


《あとがき:このあと寝ないでなんか深夜トークでイチャつけばいいと思う》


Bエスコートさせてほしい です

 キラーはおれよりも計画的で、色々調べるのも好きで、基礎の知識も色々ある。
 だからなのか、大抵どこかの島でデートとなるとアイツが主導権を持つことが多い。

「というわけでだ」
「ああ」
「酒場くらいはおれに選ばせろ」

 例によってキラーが選んだレストランで食事をとっている最中に、おれはキラーにそう言った。

「そうか、わかった。それならこの島だと何か所かいいところが……」
「だからそうじゃねェだろ、なんか違うだろ」
「ん」

 自分の発言のおかしさに気づいたらしく、キラーは言いかけた口を閉じた。

「じゃあお前に任せる」
「まかせろ」
「どんな場所でも文句は言わないが、騒がしいところはやめてくれよ」
「……」

 つまり騒がしいところだったら文句は言わないが、文句以前に口をきいてくれなくなるってことだろう。

 コイツの場合、本格的に機嫌の悪い時はかなり口数が減るから間違いない。
 シャボンディの時もそうだ。
 あの時も何かあったらしく、合流直後はやたら口数が少なかった。

「あと、喧嘩はするなよ」
「それはしねェよ。売られたら買うけどな」
「ああ、喧嘩を売られない場所を選んでくれ」
「……おう」

 言い出したのはおれだが、おれの好みの酒場は大概海賊の多い場所だから困難そうだ。
 それを察したらしく、キラーが言った。

「……無理そうだったら言ってくれ。場所は決まってるから」
「おう……頼んだ」

 情けなさに打ちひしがれながら、おれはそう返事した。

「……気持ちは嬉しい。だから、次回は一緒に決めよう」
「おう」

 キラーに慰められおれは、これって恋人ってより親子じゃねェかと若干いじけた気分になった。


《あとがき:デートコースはキラーが手際よく決めてそうだよね》
《あとがきA:てかキッドはキラーの人生をエスコートしてればいいんですよ》



書いてみた結論
キドキラは心理的にいちゃついてればいいと思う。
表面上はキラーのオカン力が強すぎてもはや親子だなこれ。

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