正直、困ってます(1) 知らん奴から、好きだと言われた。(でも、周り曰く有名らしい。)なんでか知らないけれど、ナマエって言う私の名前まで知っていた。それで、今に至る。 「よぉ、ナマエ屋。」 「取りあえず、ルフィ。ずっとこっち見てろ。「?・・・なんでだ?」良いから。むしろ、何か話せ。」 「フフフ・・・ナマエ照れるな。おれの事を無視しなくても良い。」 もうなんか呼び捨てになっているし。 「真にすみませんが。いま、ルフィと話してるから。(マジで話しかけないで!!)」 「ふぅん。じゃぁ、後で話しに来い。」 命令形かよ!?と内心突っ込みながら、返事をする。 「無理です、先約があります。」 彼を見ないようにしながら、踵を返すと。ナマエ、とあいつが私の名前を呼んだ。 「なんですか。」 私が、そう冷静を装いながら聞くと、彼の口から信じられない言葉が返ってきた。 からかうのもいい加減にしろ!! 『ナマエは可愛いな。』 「そんなわけあるかー!!!!!」 嗚呼。思い出すだけでも、苛々してくる。 「・・・って言うことがあってね。おい、キッド・・・お前聞いてないだろ!!」 「あー、ああ。聞いてた。」 (あいつはもう少し、俺みたいに爽やかに行動を起こせねぇのか?) back |