title | ナノ
 
砂上の城
 
 
・砂上の城(つまり脆いってこと。もっと言うなら今の私の足場のこと)

・時間は川の流れのように(今、と言った瞬間に指した時間は現在でなく過去である)

・夜は己を隠すとは云うが、(月の明るい日も?)

・海に投げ出したのは、なんだったか (どうでもいいから思い出せないのか、思い出したくないだけか)

・飲んだら、本当に忘れているだろうか(あなたもわたしも昔から嘘は下手くそだ)

・知らない振りが出来る程、大人ではない(それほど非道でもない)

・ろくでもないのはお互い様だ(むしろ上等ではないか)


足場に埋もれてしまうのも悪くはないんだろうな、
と乾いた脳で考えた