一瞬の心の動きを残そう

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07.12 23:30 / ヰ祈 hp e

雲はかわり
雨は降りつけそして干からび

幾重も重なった逢瀬の度に
ただ無数の泣き声だけを聴きました。


あぁ…
未だに世界は
なんら代わり映えもなく穢れているのですね…




07.06 04:58 / 玖妙夢堂 hp e

 
『朝雲〜afresh〜』

十五の君を抱き締める
唇合はせて塞ぎながら
豫感の果てを確かめる
見えること觸れること
今を生きてゐることの
刻一刻を感謝に添へて
夏の奇蹟を追ひ續ける

一筋の朝雲、戀を象る

二十の君に想ひ重ねる
躰合はせて深めながら
五感の全てで確かめる
昂まること悦べること
共に生きていくことの
刻一刻を記憶に添へて
夏の軌跡を綴り續ける

一筋の朝雲、夢を象る
 



04.07 02:13 / 灯台 hp e

「えんろはるばる」

先生の自宅を訪ねる
2時間かけて
詩の先生の自宅を訪ねる
悲しいね
寂しいね
思い出は尽きない20年

先生の自宅を訪ねる
84才の詩の先生の自宅を訪ねる
最終号の
原稿集まっていますか?
でも先生の答は
まだだよ
これからだよ

先生の自宅を訪ねる
横須賀から小岩まで
詩の先生の自宅を訪ねる
こたつに足入れて
一緒にテレビ見る
別れは辛い
でもこれが潮時
「そら」と「くう」は
同じ漢字で
読み方が違うと
テレビも話ていた



04.06 23:12 / 彩 愛 美 hp e

《海が塩辛い訳》

最初は多分
ただの水から
始まったのだろう

何処かでアミノ酸が混じり
生命が産まれて来て
進化を繰り返して
幾多の生命体が
この海から出て来た

その一方で
多くの生命達が
この海で命を落とし
生体塩素が
溶け出して行った
その生命の数だけ
海の塩分濃度が
大きく増して行った

それこそ この海は
最初の誕生から
今日までの生命の
全てを知り尽くしている
この海で起きた悲劇も
数え切れない程に
ずっと見て来たから
流した涙だって
少なくはなかった

この海が
こんなにも塩辛いのは
幾多の生命達の
終わり行く悲しみを
知ってしまったから








04.06 11:46 / あすか hp e

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