一瞬の心の動きを残そう

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12.17 21:04 / Love hp e

貴女の隣に、眠るのは、

可愛いあの子。

そっとそっと、
舌打ちして、
毛布を掛けて。

尻尾が揺れる。

寝息と溜め息。

今夜も冷える。



12.08 14:24 / YUYA hp e

あの遠くで羽ばたく
白い鳥の
名前はなんだろう。

音のしない静寂に
焼き付いた夕陽に
刺さる美しい翼の

白い鳥の名前



11.30 23:34 / 龍桜雪菜 hp e

『歌聲とオタマジャクシ』

はじめて触れた鍵盤
はじめて合わせた歌
どれもこれもが輝いて
僕も私も不器用だった

オタマジャクシが曲に
歌聲は光や風に
同じ空の下にいる人へ
優しく届くことを祈る

君は今何を思う?
合わさる歌聲が
二人の距離を縮める

掴めない気持ち
見えない想い
触れたら 抱き締めたら
何かかわるのだろうか?

喪うくらいなら
はじめからいらないと
互いに互いを
遠ざけていたね

不器用過ぎる二人の
オタマジャクシと歌聲が
互いの足りない物を
埋めてくれると信じてる




意識のない君
見つめるしか出来なくて
僕は無力を思い知る

力なんて何も無かった

それでも僕は
君に目覚めて欲しいんだ

オタマジャクシが曲に
歌聲は光や風に
同じ空の下にいる人へ
優しく届くことを祈る

君は今何を夢見る?
合わさらない歌聲が
二人の距離を教える

触れたいと願うのに
触れたら消える気がして

触れたら 抱き締めたら
何かかわるのだろうか?

喪うくらいなら
はじめから何もいらないと
僕は君から遠ざかったよ

不器用過ぎる二人の
オタマジャクシと歌聲が
いつか再び
合わさる事を信じてる



11.16 02:27 / 龍桜雪菜 hp e

『名前を呼んで』

明るい声
優しい歌
聞こえた気がした…

優しく名前を呼んで
私はここにいるから

泣き出したくて
逃げ出したくなる
それは君だけじゃない
君は 狡いよ…

いくら手を伸ばしても
届かない花は
まるで君のようだね

君の名と同じ花は
まだ蕾だね

何故 蕾のままに
何故 散ってしまう

今日という日に
傷付いて
明日という日を
諦めないで

独りが嫌なら
一緒に行こう
繋いだこの手は
私からは離さないから

空を見上げて
溜め息ひとつ

近くからは君の声
優しく名前を呼んで
私も必ず
春になったら
君を呼ぶから…



10.06 17:06 / でみたす hp e

雅なる音 天に近く
風に乗り 彼方まで
当たり障りのない言葉
どこまでも優美な笑顔

君の胸の底は地獄で
時にこの心を傷付ける
飾らない態度は
悲しくもあり 嬉しくて

なにも知らぬ小さな花たちに
無邪気に愛される藤の君

藤の季節終わりて久しい頃
唯一人 選ばれる者よ






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