一瞬の心の動きを残そう
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01.21 15:24 / YUYA hp e
最後に君に伝えよう
ありがとうのこころ
だけど今は言わない
君を敵にしていよう
最後貴方に伝えよう
ありがとうのこころ
だけど今は言えない
物語が終わるような
そんな感覚がある。
だから言わないよ。
君が本当は大切だと
分かっている
硝子で出来たこころ
壊れないように
大切にしている
物語は続きだよ
だからまだ
言わないよ。
01.21 04:25 / mog hp e
[Sweet way home]
シュガーみたいにきらめく夜の小道が
パリパリと香ばしい音でリズムを刻む
街はふんわり雪化粧
帰り道 足取りをせかせか急がせるのは
君のために焼いたケーキが
もうすぐでき上がるよって
カラカラ凩が教えてくれたから
道沿いで並木を照らす窓の灯りは
どれもマシュマロのような優しさで
きっと僕の家の玄関からは
もっともっと甘い
ハグとキスと
それから「おかえりなさい」が
待っているんだ
僕が抱えるキャンドルと
一緒に帰れば…
ほら、見えてきた
シンとした街の空気に
胸のドキドキが木霊する
ツンと赤く染まった鼻が
ふわり白く散らばる息が
パリパリと駆ける足音が
僕の「Happy Birthday」にワクワクしてる
01.09 23:37 / 龍桜雪菜 hp e
『モノクローム』
家に1人でいるのも
街で歩いているのも
変わらない 何一つ
街は他人に無関心で
時にどこかつらくなる
それはきっと
幸せそうな人が
昔の自分と重なるから
街も家も変わらない
モノクローム
唯一無二の色彩を
失ったあの日から
街も家も変わらない
どこにいても同じ
唯一無二の色彩
失い二度とは
戻らないよ
色彩を失った世界
どこを見ても同じ
世界は常に無関心
唯一無二の色彩の
去った世界に独り
モノクロの世界さ
01.09 22:47 / でみたす hp e
無意識に吐く言葉が
知らぬ誰かを傷付ける
我が脳内に流れるは
大器が世を統べる策
ただそれだけ
知らぬ誰かが傷付こうと
この志を果たさんが為。
疲れきった脳内は
やがて柔軟な思考を困難とし
一夜の色情に溺れる。
春の風に騙されて
大地の香りに犯されて
ほんの一瞬の気の迷い
それでまた傷付ける。
最後はどうなるか
俺にもまだわからない。
どうか、浮き世を離れずに。
無事に勝利を納めたら
傷の詫びはたんとする。
12.18 18:10 / 有明世過 hp e
きのうと同じ手を
不思議そうな顔で
初めて視るように
そっと触れたから
終わりなんだって
そう何もかも全部
世界の軸じゃない
世界の端くれの方
爪先でさようなら
卑怯なのはわたし
忘却の末、最果てで翻す。
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