一瞬の心の動きを残そう

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06.16 00:50 / 彩 愛 美 hp e


この宇宙の何処かに
『地球島』と呼ばれる
永遠の楽園の星が
あると言うけれど
未だかつて
その楽園とやらに
辿り着いた者は居ない

そこは
豊かな自然に包まれて
争いも無く
誰もが穏やかで
平和に暮らす
住民全てが友達の星

そんな事は無い
そんな筈は無い

人と人が出逢えば
必ず何かしらの
衝突があって
その度に
友情を深めたり
亀裂を深めたりしながら
友達の振り分けを
するんだ

それの無い星
偽りの平和
ディオラマの世界
図面に描いただけの
二次元的理想郷
実在だなんて
とても
信じられなくて




06.10 22:12 / ぽち hp e

【の、ために】

足りないよ

「夢」「希望」
大それた「それ」じゃなくたっていい

「誰かへの想い」
ひどく小さな「願い」

「食べたい物」
「行きたい場所」
「やりたいこと」

自身ですぐに叶えられるくらいの
「それ」で構わない

口にしなくたっていい
イメージでいい

もっともっと
もっともっともっと

誰かの描いた憂鬱を吹き飛ばせるだけの「それ」を

もっともっと

世界はたぶん求めてる
「それ」を求めてる

足りないよ
もっと



06.09 01:44 / 彩 愛 美 hp e


今在る私について

新しい世界に
放り込まれて
頼れる者一人
見付けられず
キャリアとか
通用もしない
別々のルール

今までの私の
経験値なんて
役にも立たず
戦力に成らぬ
新人扱い同様
こうなったら
エリートとか
大学出身とか
肩書きなんて
意味を失って
紙屑になった

特別では無い
何処にだって
転がっている
石ころみたく
存在感の無い
その他大勢の
エキストラの
どうでもいい
一人になった

と言うよりは
多分初めから
エキストラで
当たり前の話
だったんだと





06.08 14:52 / Love hp e

雨粒が、静かに、
私たちを、濡らし、
瀕死だった、愛情が、
満ちてゆく、水張月。


6月6日 アストランチア

愛の渇き




06.05 17:25 / 灯台 hp e

嫌いも好きのうち
でも沢山嫌いと言われると
手も足も出なくなる

嫌いも好きのうち
声が出なくなったら…

嫌いも好きのうち
嫌いと言えるだけ
相手を理解している
その広さで生きている






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