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 あの後、副委員長を殴って止め生徒会役員のリコール請求用紙に判子を押させて、転校生には退学届けにサインをさせた。退学、というのは新理事長が決めた。元理事長が裏口入学をさせたかららしい。
 ちなみに、新しく理事長になったのは副委員長の兄だそうだ。迷惑かけてすみません、と深々と頭を下げられてしまった。


 そして、今。俺は部屋にいる。……部屋というか、副委員長の部屋でベッドに転がされていた。

「……っ、く」
「いいんちょさん、かわいい」

 腕を俺のネクタイで、桜華のネクタイで俺の勃起した息子の根元を縛られた状態。尻にはでかい桜華のブツが居座っている。

 油断していた。一服もられたのだ。気付いたのは受け取った水を飲み干した後。少しの違和感が体を支配した。
 でも、その時には既に遅く、動くこともままならなかった。
 そして流されるまま、ソファーで二回、風呂場で一回。ベッドに連れて来られて、四回目に突入中。押し倒しながらにやりと笑った桜華に、殺意を覚えたのは仕方ないことだろう。
 盛られた媚薬は結構強い種類だったらしく、未だに体は言うことを聞いてくれない。何が嬉しくて自分の写真に見下ろされながら、ヤらなきゃならん。

「……――っ、は、ぁ」
「やばいなぁ、……めっさエロい。中もあついしきついし、さいこー……」
「……変態っ」
「もっとなじっておこって?こうふんするっ」

 手に負えない変態が。口で貶しても喜ぶコイツを誰か刺してくれ。
 口から漏れる自分のものとは思えないか細い喘ぎと、桜華に合わせて揺れる自分の体に死にたくなる。塞き止められているから余計に身体中が敏感になって、触れ合う部分がもどかしくて堪らない。

「……、桜華っ」
「うん?イきたい?おれのでイこうね?……いいんちょさんのなかに、たくさん出してあげるからっ」
「ばかっ!はず、せ!…っ、…ぁ、あっ!くぅ、――っ!」

 足を抱えられ大きく開かれた足の奥を、遠慮なく突かれて、びくびくと体が跳ねた。反射できつく締め付けてしまった中に、熱いものが弾けたのがわかる。注がれる熱さに、俺の中が貪欲に収縮して搾り取る。

「っ、初からイきーかわいいねー?」
「う、るさっ……はやく、抜け……」

 くすくすと笑いながら、桜華は中を掻き回すように腰を揺らす。その度に良いところに擦れてたまらない。俺の息子は達したが、出してはいない為元気に勃っている。
 早くコイツの下から抜け出さないと、きっと五回目に入るだろうことは予想できた。

「だぁめ。ぬかないよ。あしたはやすみだしねー?いいんちょさんのなかがおれのかたちおぼえるくらいしてあげる。いっぱいせーえきだしておなかいっぱいにしてあげる。おれだけしかうけいれられないからだにしてあげる。うれしいでしょ?」

 いかれ具合が半端ない。「ね?」と首を傾げる桜華に、ほだされているのは当に気付いていたから、ため息をついて頷いた。


end

「ね、つぎはバイヴね?どれがいい?コレがいい?あとコレもきてー」
「ナース?俺に似合うわけないだろ。オマエがきろ」
「わかったー。そのかわりしばっていい?」
「……」

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