「センセーって意外と…」

「ん、はぁっ」
「……結城」

 ベッドの上で、先生の背中に腕を回して足を絡ませて。密着できるところはできるだけ身体を寄せて、唇を合わせる。
 そうすると、やっぱり先生が反応しているのがわかって。その熱が移るように自分のものも熱くなっていく。

「……先生」
「うん?」
「早く、」
「ああ、わかってる」

 体を抱き締めていた手が、今度は裾から服の中へと滑り込みするすると肌を這う。
 自分より少し高い体温が肌に触れるのが気持ち良くて、小さく身震いした。

「ん、やっぱり、いいな。この格好」
「……変態ー」
「ワイシャツだけ、は男のロマンだろ?」

 くつりと笑う様子はいつもの先生じゃなくて、目に欲を宿して抱きたい、って感情を顕にしている。それが凄く嬉しくて、ぞくぞくした。
 今の僕の格好は、先生のワイシャツ一枚だけ。下着も履いてない。だから、少し裾をずらせば中が見えてしまう状態。

「もっと足、広げろよ」
「せん、せ」
「ほら、早く」
「あっ!」

 いつになく強引な先生に翻弄されて、快楽の波に流された。


(ワイシャツが好きって、先生って以外とむっつりなんですね)(夢の中の話だろーがっ!!)


END

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