おまけ

ジン「そういえば、アデルさん、『噂の』とか言ってたけど何だったのかな?……エリシャさんなら知ってるかな。ちょっと聞いてみよ」

エリ「ああ、その噂でしたら聞いていますよ」
ジン「どんな噂なの?」
エリ「ふふ。『あのリーズヴァルド様の愛しの方ができたらしい。とても溺愛していて公の場に出すのも止めているくらいだ』。『どうやら愛しの方はとても愛らしく心の美しい方らしい。あのリーズヴァルド様があのように穏やかにしているのは、その方が傍にいるからだ』でしたかしら?」
ジン「え……」
エリ「リーズヴァルド様は今までこういった噂はありませんでしたし、何よりジンくんが来てからは表情が穏やかになりましたから信憑性も高かったのでしょうね」
ジン「……」
エリ「あらあら、真っ赤になったまま固まってしまったわ」

リズ「おや、ここで何をしてるんだい?」
エリ「リーズヴァルド様、とてもいいところに。確か、この後の予定はありませんでしたよね?ジンくんが固まってしまったので、お部屋までお持ち帰り下さいな」
リズ「可愛い顔したまま固まってるね。うん、それじゃまた夕食の時に」
エリ「はい、お部屋の方にお伺い致します」

end

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