「あらあら。どうされました?そんなに顔を青くされて」
「・・・」
「すみませんねぇ。相談していたもので。フフ。今やっとお話が纏まりましたの」
「あ、あ」
「"お前を見ていると、かつての友であり悪であった奴を思い出す。悪になる前に滅び、来世で光として生きよ"とのことでして」
ティーチは数歩下がって躓き、尻餅した。
それでも今はこの目の前の女から離れたくて仕方がないのだ。
ズリズリとそのままの体制で後ずさる。
「わたくしには少々難しいのです。直接お話なさってくださる?」
チチカナがそう言ってニコリとしたのを合図に、ティーチの闇がさぁっと晴れていった。
それは何者かの力で消されたかのように。
チチカナがスッとその切れ長の瞳を開く。
瞬間。
彼女の背後に現れたのは
光輝く祖龍。
ミラルーツの姿だった。
ミラルーツはティーチをギロリと睨み付け
咆哮を上げたのだ。
その覇気のような威力にティーチは気を失いかけつつも
その姿を焼き付けた。
「ひっ、ひぃい!!やめろチチカナ!忘れたのか!俺たちっ、家族じゃねぇか!!」
「・・・」
「な?話せばわかる!だからその化け物をしまってくれよ!!」
「・・・」
「み、見てくれ!俺はこの通りボロボロだ!たの」
ティーチがそこまでいいかけたその時。
チチカナが回復の旋律を奏でた。
ティーチの傷がみるみる間に回復する。
「わ、わかってくれたのか?チチカナ!すま」
「勘違いしないでくださる?」
ティーチはゾッとした。
そのチチカナの殺気を含んだ一言に。
「ただでは死なせない。そういうことですわ」
女神は怒らせてはならないのだ。
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あとがき
もうここまできちゃうと
何でもやっちゃえーYahoo!!!
って感じで
頭がスパークしてきました
ティーチの能力とかめっちゃ捏造じゃねーか
バーロー!!
と自分で自分を責めまくっております。