「わぁっ、」



急に手を捕まれて押し倒されたと思ったら後ろにはふかふかのベッド



(…おやおや?)


そして目の前にはここの主

眞悧さん



「え、あの…」


「なまえはホントに無防備だねぇ
彼氏の家に来たのにずっと本ばっかり読んで」


といいながらのそのそとわたしの上に覆いかぶさってきた


「ちょ、ちょ
たんま!まってまって」


これからの事を予想し、慌て眞悧を押し返した


「んー何もまたないよ
なまえが悪い」


「ふっ」


唇に触れた眞悧さんのそれ

啄むようにチュッと音をたてて離れてはくっつく


「んふ、」


だんだん深くなるそれに頭がぼうっとしてくる


「なまえ、顔真っ赤」


くすっと小さく笑い、眞悧さんの右手がさわさわと太ももを撫でる


「う〜、なんか手つき厭らしいです」


「だって厭らしいことしてるもん」


何が悪いと言わんばかりにわたしの身体をなで回す手

その手が背中と足の間に回りプチっと下着を外されてしまった



「わっ、な…んか…早ぃ」


ふにふにと胸をなでまわす

「久しぶり…だからね」

少し上がってきた眞悧さんの吐息が首もとにかかってくすぐったい


チュッチュッと首に跡を残された


「はぁ、ふうっ」


逃げても逃げても眞悧さんの唇が追いかけてくる




くちゅ…


「…ぬれてる」


「うわわ!
言わなくていいですよ!バカ!」


気持ちいの?と尋ねながら胸に下を這わせていく


「〜ん、」


「なまえ…もういれるよ」


「…ぁ、」


ゆっくりと眞悧さんの熱を感じる


「あっつ…い」


「なまえの…中もあったかいよ
溶けそう…」


「あっ、」



「もう動くよ…」


ゆるゆると腰を動かし始めた


「あ、やっ さ、ね悧さん」



「…なまえ」


どんどん速くなる律動にあわせて自分のじゃないような声が口から漏れる



「ふっ」

唇を塞がれ声が眞悧さんの中に消えていく



「ふっはあ!
も、…だめ…」


「はっ…なまえかわい、」

「んあ、はぁ…さねとしさ…ん
…すき」


「ん、僕も…」











気持ちよさそうにすやすや眠る自分の可愛い彼女


小さくキスをする


「…ん」



「…あいしてる」






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