1st staiton



運命は誰にも変えられない














ピピピピッピピピピッピピピピッ――







朝、携帯電話の目覚まし機能で目をさます。


カーテンを勢いよく開け放ち、朝日をたっぷり浴びる
さあ今日1日が素敵な日になりますようにと太陽に笑いかける














わけもなく、




「なまえー!いつまで寝てるのよ!目覚まし煩い!」


一階から母親の怒鳴る声が聞こえ嫌々ベッドから出てきた






「いってきまーす」


いつもより5分遅い登校だがこれといって何か変化があるわけではない









地下鉄で電車に乗り込み学校に着いた




「おはよう!数学の宿題やった?」



隣の席の荻野目さん。
いつも笑顔でなんとも可愛らしい子である


「はよー。宿題?なんて出てたのぉ」


一時間目は数学なのでもうアウトですね



あははは、指されない事を祈ろうねと笑う荻野目さん。かわいー





キーンコーン



ホームルームも終わり、家路に着いていたらふと思い出した

(図書館に本か返さなきゃ…)



面倒くさいけれど返却期間を過ぎると受け付けの人に嫌味言われるからな、

「行こ、」












運命の歯車は静かにでも確実に動き出している






おわり
―――――――――*―――あとがき
眞悧さんが出てこない…



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