拝啓、大切な君へ





僕は君が大好きです
きっと君が思ってるよりもずっとずっと

君は僕の運命の人です
世界でたった一人の大切な人


いつになってもこうして笑いあえたらいいなぁと呟いた僕の言葉に君は


「ばかですか、わたしがあなたといて笑顔にならない事なんてありません」


恥ずかしげもなく真っ直ぐな言葉にやっぱり君には敵わないやと思ったよ



離れているといつも君のことばかり考えてしまいます

今じゃもう他の事が手につきません

回りの人に迷惑をかけているのはわかるよ

だから帰ってきて
こんな僕を叱って



もう聞こえない君の声を探してます
感じない君の温もりを探してます

君にあいたいあいたい

僕の心は叫んでる
声にできないこのおとを


君を奪ったこの世界はいつも通り機能している

いつも同じように輪わってる


君がいないこんな世界はなくなればいい
何度 同じことを思ったか

でも君はこんな世界もあいしてた

僕の大嫌いなこの世界を

だから君のいないこんな世界でも僕はあいします



君にあいたい




そして伝えたい


ありがとう 愛してる














「ってなまえちゃんが死んで僕がなまえちゃんに宛てて書いた手紙を読んでる夢をみたよ」


「…」


「あーなまえちゃん生きててよかった」


「…」


「それにしてもリアルだったよ
怖かったー」


「…眞悧さんがいる限りわたしは死にませんよ」






おわり
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