「ふう、困ったな。これからどうしたものか。」と森の入り口でシュン雪姫が冷静に考えていると、
「シュン雪姫先輩。こっちっす。」
と狩人のバロンが突然現れ、シュン雪姫の手をひいて歩き始めました。シュン雪姫は戸惑いながらもバロンの後をついて行きました。しばらく歩いていましたが、急にバロンが止まりました。
「どうしたんだ?」
シュン雪姫が訊ねるとバロンが叫びました。
「あああ、やっぱりだめっすー!シュン雪姫先輩とバトルするなんて、そんなことできないっすー!」
「は?」
シュン雪姫は思わずそう言ってしまいました。
「お妃様方に、シュン雪姫先輩とバトルしてこてんぱんにしてやってイングラム奪ってこいって言われたんすけど、そんなことできないっすー!シュン雪姫先輩がかわいそーすぎるっすー!」
と丁寧にバロンは説明してくれました。シュン雪姫は少し考えてから、
「バトルくらいならいいぞ。」
と言いました。
バロンは後ろめたそうな顔をしていましたが、所詮はバトラー。バトルをしたいという思いが可哀想という思いに勝ちました。
「ガントレット、チャージオン!」
「頼むぞイングラム、爆丸シュート!」
「ゲキアツ!爆丸シュートっす!」
「「ポップアウト!!」」
もちろん世界ランク1位のシュン雪姫が圧勝しました。勝ったのでシュン雪姫はシャーマンをもらいました。うなだれているバロンを放置したまま、シュン雪姫は森の中を歩いて行きました。



シュン雪姫 2
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