第3話2/3


3人は立ち止まる。



「何であたしたちが警備責任者なんだよ、ジャッカル!」



「いや、俺に言われても…」



「お前が、署長の近くにいたのが悪いんだろぃ!」



「しょーがないだろ。俺の席はあそこなんだから。」



「どう考えたって無理!あたしたちには無理!」



なんだか無意味な言い合いをしていた。



「…なんだか騒がしい部屋ですね。」



柳は素直にうるさいと言いたかったが、誰だかわからないので、騒がしいと表現した。



「ハハ、相変わらず。」



米紅だけは笑いながら、他の2人は顔をしかめて、その部屋を通り過ぎて行った。



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