第2話1/3


真田たちが帰った後。



米紅たちは怪盗仁王の情報を集めていた。



「柳君、何かわかった?」



「えぇ、だいぶ。」



柳はパソコンの画面を見ながら、読み上げていく。



「怪盗仁王、性別は男、年齢は不明です。名前のとおり、日本人の可能性が高いです。今まで盗んできたものは金持ちの所持品ですね。盗んだものは食べ物や物にかえて貧しい人たちに分けているようです。」



「悪い人なのにいいことをしてるんだ?」



若干棘のある言い方をする幸村。



「何が目的かは俺もわからない…活動場所は日本に限らず、世界を飛び回っているようです。」



「なるほどね…そして今回は日本の真田家の家宝ってわけか。」



「先生は何かあったんですか?」



幸村は米紅の持っている新聞を指差しながら言った。



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