幸せの道第1話4/8


「お前もう少し、話しかけたらどうだ?」



生徒玄関に入って上履きに履き替えたところで日吉は言った。



『…無理だよ。』



「なんでだ。せっかくのチャンスだろ。」



『わかってるよ、そんなの。』



友紀は若干すねたように言う。



「忍足さんはモテるからな。ちゃんと話さないと印象残らないぞ。」



『それもわかってる。』



「…俺が応援してるんだからな。頑張れよ。」



『うん。じゃあまたね。』



友紀と日吉はお互いのクラスに入って行った。




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