幸せの道第5話4/5
とある晴れた日。
『侑士さん!』
「えっ?」
『さっきから呼んでるのに返事してくれないなんて、どうかしたんですか?』
忍足と友紀は一緒にお昼を食べていた。
「あー、すまん。読みかけの小説が気になってなぁ。」
『?侑士さん最近ボーっとすること多いですね。』
友紀はもしかしてと言って忍足を見つめる。
『実は風邪気味とかですか?』
忍足は心配そうに見てくる友紀を見て、鼓動が速くなるの感じた。
「普通やで。」
見つめられると照れるやん、と言って苦笑しながら目を逸らす。
「…なぁ友紀。」
忍足は急に真剣な顔になった。
「聞きたいことがあんねんけど。」
忍足は前から聞きたくて、でも聞けない、その質問をしようと思った。
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