幸せの道第5話2/5
部活の時間。
いつも通りに行われている。
ただ、1つ。
日吉は少し、様子が違った。
「なんか日吉おかしくね?急にぼーっとしたと思ったら、いきなり機嫌悪そうになるし。」
そう向日は言った。
誰が見てもわかるくらい、日吉の様子はおかしかった。
「おい、日吉。そんなんで練習してるつもりか?」
跡部はコートでサーブの練習をしている日吉を止めた。
「練習してる意味がねぇ。頭冷やしてこい。」
跡部は校外を指差す。
つまりは走ってこいということだ。
日吉は小さく、はい、と言ってコートから出て行った。
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