俺の気持ち/真田1/8
「これにて今日の風紀委員会を終わりにする。」
俺がそう言うとみんな教室を出ていく。
「真田君はこの後も仕事が残ってるんですか?」
「あぁ。先に行っててくれ。」
「わかりました。」
柳生は部活に向かった。
俺は教室に残り、風紀委員長、副委員長、書記と先生でまた少し話し合いをする。
「さっき出た案だが―――」
先ほど委員会中に出た意見をまとめるためだ。
「こんなもんでいいでしょう。みんなありがとう。今日は終わりね。」
先生がまとめた紙を持って教室を出て行った。
「俺、早く行かないと電車間に合わないんだ。じゃあな!」
書記の富塚はさっさと帰って行った。
『お疲れ、真田君。』
教室には咲原と俺だけが残る。
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