桜からの贈り物/幸村2/8
「おいしかったよ、ごちそうさま。」
『うん。…この後どうする?』
「せっかくお花見してるんだから桜見ようよ。」
『そうだね。』
桜を見上げる2人。
『なんか眠くなってきたなぁ…。』
桜の下でいつしか2人は寝てしまった…――
『…ん。』
目を開けると目の前には空が広がっていた。
『…えっ?』
広がっていたと言うより空中にいたと言うほうが近い。
つまり。
空から落ちていた。
『!キャーッ!?』
「米紅!」
米紅の隣りに精市がいた。
精市が米紅を抱え込む。
2人はそのまま森へと落ちた。
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