数学&この気持ち/柳生3/6
「ところでなんで私に教わろうと思ったのですか?」
「いや、その……」
「私には言えませんか?」
「…なんとなく柳生君と勉強すれば出来るようになるかなって。」
なるほど。でもそれはどういう意味でしょう?
「迷惑だった?」
「そんなことはありません。」
最初は部活に間に合うか心配でした。
でもあなたはちゃんと時間になったらお礼を言って帰り、毎日教わりにくるわけではなく、1日おきにきました。
心配なんて必要なくて、むしろあなたと勉強した後の方が練習がうまくいきました。
そしてあなたの数学力もどんどんあがっていきました。
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