立海アンケート/切原6/7


「休憩時間はもう………」



私たちを見て真田さんは黙ってしまった。



「やべっ、戻んなきゃいけないんだった!」



「たるんどるぞ!」



そう言って赤くなりながら真田さんは切原くんを引っ張っていく。



「私、部活終わるまで待ってるね!」



引っ張られて出ていく切原くんに言う。私の声は届いただろうか。



「ふふ。」



私はさっきのことを思い出して嬉しくなり、自然と笑った。



そして原稿を出さなきゃと教室を出る。



このアンケートの本当の答えを知ってるのは私と切原くんだけなんだと思いながら。


fin

→あとがき





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